産経、那覇支局長を出勤停止処分 「沖縄紙は黙殺」報道

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000055-asahi-soci

産経新聞は、昨年12月9日にインターネット版「産経ニュース」の「危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員」の記事で、同月1日に沖縄県内で起きた事故で、「車から日本人を救助した在沖縄の米海兵隊曹長」が後続車にはねられ、重体になったと報道。また、沖縄県の地元紙・琉球新報沖縄タイムスが「米兵が日本人を救助した」という「真実」を報じていないとして、「報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」と強く批判していた。

事後の対応としては、一通り行われていて、ここは評価できると思います。ただ、報道の背景には、沖縄の人々や地元の報道機関に対する、根強い偏見があるのではないかと思われ、そういう報道姿勢自体についても、正すべきは正すということが必要ではないかと感じられるものがあります。
沖縄の人々は気の毒だから何でも聞いて上げろ、というのもどうかと思いますし、その一方で、沖縄は不平不満を言わずに黙って従っていろというのもおかしな話で、問題ごとに、冷静な取材、報道が必要ということを感じます。根底には、日本全国どこに住んでいても同じ日本人、日本列島に住む共同体の一員というものがあるべきということも感じます。