再び注目されているナポリタンの人気の秘密を取材しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130506-00000449-fnn-soci

そもそもナポリタンは、日本で発祥した。
戦後まもないころ、神奈川・横浜市中区にあるホテルニューグランドの入江茂忠総料理長が考案したといわれている。
ホテルニューグランド総料理長・宇佐神 茂さんは「進駐軍に接収されていたころに、彼らが持ち込んでいたものに、スパゲティとトマトケチャップがあった。そのトマトケチャップで、スパゲティとあえて、軍用食として召し上がっていて、そこからヒントを得て、入江が考案したという」と語った。
その後、ナポリタンは、喫茶店などでも提供される身近なメニューになった。

記事にあるような「本格パスタ」が広く食べられるようになる前、スパゲティといえば、このナポリタンでしたね。喫茶店などで人がよく食べていた光景を思い浮かべることができますし、私は、中学、高校と母親に弁当を作ってもらっていましたが、弁当のおかずに、よくこれが入っていた記憶があります。日本人の、昭和期の食生活の中で大きな位置を占め、慣れ親しんだ人々(私もそうですが)が、懐かしさも手伝って、またよく食べるようになっているのはよくわかります。
フレンチ、中華、イタリアン等々、世間一般的に、おいしい、と言われるものも、確かにおいしいですが、昔から、家で親が作ってくれたりして食べておいしいと思っていたものは、いつまでたってもおいしく感じられるものです。
ホテルニューグランドが、ナポリタンの発祥の場所、というのは、上記の記事で初めて知りました。マッカーサーが宿泊するなど、さすがに由緒あるホテルです。