バンコクで使っているSIM

一昨日の朝から、所用でバンコクへ来ているのですが、私にとって生命線とも言える、SIMフリーiPhoneに入れて使う現地のSIMは、こちらへ来る前から気になっていて、仕事の合間にネットで検索して情報収集していました。
経験談が載ったブログなどを見ていたところ、

バンコク スワンナプーム国際空港でDTACの3G SIMを入手
http://shimajiro-mobiler.net/2012/05/20/post10786/

が、情報が比較的新しく、また、iPhoneで快適に使えそうだったので、一昨日朝の到着後、すぐに、到着ロビーにある、DTACのブースへ行って、

http://twitpic.com/bq14fs

を購入しました。サービス内容は、

http://twitpic.com/bq14yt

の通りです。7日間、データ容量無制限の3G接続ができ、wifiサービスも使うことができて、100バーツ分までの通話もできます。こちらで、ちょっと電話してみたのですが、電話代がかなり安いため、100バーツ分あれば、観光で来て7日間ちょこちょこと話すには十分、という印象ですね。
上記のブログでも紹介されていましたが、SIMをiPhone(私はSIMフリーiPhone4Sに入れました)に入れると、APNは自動に設定され、すぐに使えるようになりました。SIMは、通常のSIMの中にmicroSIMがはめ込んであるタイプのもので、どちらにも使えるようになっています(nanoSIMがあるかどうかはわかりません)。
速度は、手持ちのアプリで計測したところ、計る都度、ばらつきはありますが、下りで1Mから3M程度で、日本の3Gサービスに比べると劣りますが、普通にスマートフォンを使うには、特に困らない、という感じです。ただ、上りは、計測すると、出てせいぜい0.5M程度で、ツイッターフェイスブックでちょこちょこと画像をアップロードする程度は問題ないですが、それ以上となると厳しいかもしれません。
これで、価格が299バーツ(現在のレートで840円くらい)ですから、日本の物価を考えると、お買い得でしょう。
ただ、注意しなければならないのは、タイの3G事情というのは、複雑で、使用している周波数が日本とは異なり、DTACの3Gは、iPhoneが対応している周波数ではありますが、他のスマートフォンには適合しない、ということが起き得ることです。上記のブログでも、GalaxyS2では2Gの電波しか拾わなかった、とありますし、私が日本から持ってきた、SIMフリーのGalaxyDUOS(SIMが2枚使えるもの)に、試しに入れてみたところ、おそらく2Gの電波しか拾えていないせいだと思いますが、つながりはするものの超低速で、スマートフォンで使いものになるレベルではありませんでした(通話程度でしょう)。
SIMフリーiPhoneを使っている人には、このDTACのサービスはお得でお勧めですが(ただ、iPhone5用のnanoSIMが用意されているかどうかはわかりません)、他のスマートフォンを使っている人は、持っているスマートフォンの対応周波数とDTACの3Gの周波数が合っているかを、よく見ておく必要があります。

追記:

データ容量は無制限ですが、高速で使用できるのは1Gまで、ということで、それを越えると、低速に落ちる、とのことです(これは、上記のブログでも触れられています。私は、調子に乗って使っていたところ、昨日、ショートメールで、既使用量が0.8Gに達した、というお知らせがあり、できるだけ滞在ホテルのwifiを使うようにしました。この回線だけで、ネットをかなり使って1週間しのぐ、というのは、使い方にもよりますが難しいかもしれません(低速に落ちて構わない、のであれば気にすることはないですが)。