LINE掲示板で性犯罪被害 実態把握へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121222/t10014376451000.html

LINEは電話帳とは別に、利用者が設定したIDを入力しても「友だち」として登録できる機能があり、相手の名前や電話番号を知らなくても連絡を取ることができます。
こうした手軽さから、LINEの利用者を対象にした出会いなどを目的とするネット上の掲示板に、IDを公開して書き込みをする人が後を絶たず、被害の多くはこうした掲示板を通じて加害者と連絡を取ったのがきっかけだということです。

こうした事態を受けて、LINEの運営会社の「NHNジャパン」では、18歳未満の利用者がIDを使えないようにする対策の検討を始め、すでに一部の携帯電話会社との間では実施しているということです。

「18歳未満の利用者がIDを使えないようにする」といっても、その元になる情報は、利用している携帯電話、スマートフォンに登録されているものでしかないはずですから、例えば親の端末を使っていれば、実効性はないでしょうね。
私も、LINEで登録している電話番号は、通話にはまったく使っていないものを敢えて使用していて、IDを設定して、それで登録相手には認識してもらっていますから、IDというのは便利な機能ではあります。しかし、上記のような良くない利用がある以上、対策は検討する必要があります。
例えば、IDの利用には、利用開始時に廉価な登録料を支払うことにして、それをクレジットカードで支払う、ということにすれば、一応の身分確認を行うことにはなるでしょう。クレジットカードの暗証番号も入力するようにすれば、親のカードを勝手に使う、といったことも防止はできます。
今後も、悪用事例をめぐり、警察当局や運営者の試行錯誤、水面下の綱引きが続きそうです。