LINEに登録

大流行しているのは知りながら、自分の持っている情報が吸い出される懸念があって使っていなかったのですが、昨日、LINEに登録して、使い始めました。
私が、この種のサービスを利用するようになった歴史は、実は浅くなく、ヤフー株式会社に入った2000年当時、同社では、社内の連絡に、電話はほとんど使わず、ヤフーメッセンジャーを使っていて、複数の人の同時参加によるメッセージのやり取りもできるため、ちょっとした会議はメッセンジャーでやってしまうことも、よくありました。
その後、ヤフーに行かなくなってからは、インスタントメッセンジャーは使わなくなっていたのが、最近では、フェイスブックメッセンジャーなど、モバイル端末でも使って便利なサービスが次々と出てきていて、その極め付きが、このLINEかな、と感じています。インスタントメッセンジャーは、上記のように、仕事の関係もあって、かなり使いこんでいた時期があったので、LINEに、違和感はありませんでした。細かい使い方は、これから勉強しますが、すぐに馴染めましたね。
使用を開始するに当たり、先日、TBSラジオに一緒に出た三上さんによる

LINEでトラブルを防ぐ「設定5つのポイント」
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20120914-OYT8T00959.htm?from=tw

は、参考になる内容でした(複数の方からツイッターで教えていただき、ありがとうございました)。これから始めようとする人は、これを読んでおくと失敗がないと思います。
基本的なポイントとしては、上記の記事で指摘されているように、

LINEはユーザーを電話番号でデータベース化している(ガラケーではメールアドレスによるデータベース化)。そのため、あなたの電話番号を知っている人(ガラケーではメールアドレスを知っている人)がLINEをインストールすると、友だちになる可能性が高い。

ということでしょう。こういう仕組みなので、アドレス帳のデータをLINEのサーバに送ると、LINEのデータベースは充実しますが、そこで、データがマッチングされることになります。そこで、上記の記事で注意喚起されているように、

アドレス帳が送信されてしまうことに、不安を感じる人もいるだろう。アドレス帳送信が嫌な人は、このステップを飛ばそう。友だちの登録が不便にはなるものの、IDの検索や直接会って登録(スマートフォンを振る操作)などから友だちになれる。また、アドレス帳送信→友だち登録は、後からもできるので、とりあえずは送信せずに様子を見るのもいいだろう。

初期設定では、自分のアドレス帳に登録している人が、自動的に友だちに追加されてしまう。これを防ぐには、「設定」→「プライバシー管理」→「友だち自動追加」で、「友だち自動追加」をオフにしよう

初期設定ではオンだが、この状態だと相手のアドレス帳に自分の電話番号があると、自動的にLINEの友だち一覧に候補として表示されてしまう。こちら側のアドレス帳から削除した人でも、相手側に残っていれば表示されてしまうのだ。これを防ぐには、「設定」→「プライバシー管理」→「友だち自動追加」で、「友だちへの追加を許可」をオフにしよう。

ということが重要になります。私も、そのような設定にしました。
私は、日頃、通話ではまったく使わない番号でLINEに登録していて、それが、他人のアドレス帳に搭載されることで、今後、面倒なことになりそうな気がして、LINEではIDを設定し、そのIDを、必要な相手に教え、検索してもらって友達登録をするようにしました。
こうして、徐々に友達登録もしつつあるのですが、感じたのは、アドレス帳のデータをLINEのサーバに送ってしまったほうが、おそらく一挙に友達は増え、便利は便利だろう、ということでした。この年になると、アドレス帳には様々な人のデータが入っていて、つながりたい人もいればつながりたくないがデータは持っているという人もいて、濃淡があり、そういう濃淡がまだないような若者なら、あまり神経質にならずに、LINEの元々の仕様にそのまま乗っかっても支障はないだろうが、それでは支障がある人も結構いるだろうな、というのが率直な感想でした。
情報の出し方、に注意しながらであれば、なかなか便利でおもしろいサービスではないか、というのが、とりあえずの感想ですね。