セルラー版 iPad mini はビジネスパーソンの仕事スタイルを変えるか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000023-inet-mobi

最近ではモバイルルーターも普及し、スマートフォンへのテザリング機能の搭載も進んでいるが、 これらの端末を使用して Wi-FiiPad mini がネットワークに接続するためには、ルーターの電源を入れたり、スマートフォンテザリング機能を「ON」にするといった作業が伴うほか、接続までの待ち時間も掛かってしまう。すぐにメール対応がしたい、すぐにブラウジングがしたい場合や混雑している電車の中などではこれらの作業がストレスになってしまうのだ。

スマートフォンで受信しているキャリアメールをタブレット端末でも閲覧できれば、手間が省けてスマホタブレットどちらかの利用に集中することができる。

Appleクラウドサービス「iCloud」はもちろんのこと、ビジネスパーソンの利用が多い「Dropbox」「Evernote」といったクラウドサービスを安心して利用するためには、ネットワークに常時つながっていることが重要だ。

上記の記事では、テザリングによる接続では手間も時間もかかる、ということを当然の前提にしていますが、持っているスマートフォン等でちゃちゃっとテザリングをオンにするだけのことですから、「ストレスになってしまう」ほどのことはない、と思いますね(人にもよるとは思いますが)。ネットワークに「常時」つながっている便利さを否定はしませんが、テザリングによる接続で、それほど大きな支障があるとも思えません。また、キャリアメールをスマートフォンタブレットで読み書きする、という、ガラパゴス型の利用方法よりも、例えば、Gメールのようなクラウドに馴染んだメールを使うのが、これからの、便利なメール利用法でしょう。
多くの人が考えているのは、むしろ、できるだけ回線は1つに絞り、どうしても1つで難しければせいぜい2つにして、合理的にスマートフォンタブレットを使いたい(複数の端末を使うことが常態化しつつある中で)、ということではないかと思います。タブレットを使う機会が多い人であれば、タブレット(iPadminiなど)を回線付きにして、通話やおサイフケータイ機能は、例えばシンプルなガラケーで済ます(回線は2つになりますが)、というのも、1つの方法でしょう。回線は1つで済ませたい、ということであれば、おサイフケータイ等のガラケー機能が付いたスマートフォンを持ちつつ、タブレットwifiモデル(回線なし)にして、スマートフォンテザリングタブレットを使う、ということになるでしょう。やはり、スマートフォンテザリング可能)+タブレットwifiモデル)の組み合わせが、選択されることが多そうな気はします。
あの端末、この端末と回線付きであれば便利にはなりますが、お金ももったいないので、合理的かつ経済的な回線利用、ということを、うまく考えて実行する必要がある、と思います、と、ここまで書いて、自分自身が持っている複数の回線を、来年こそ整理したい、と、しみじみと思いました。