会社の「飲みニケーション支援」に社員が乗ってくれない

http://www.j-cast.com/kaisha/2012/04/27130615.html?p=all

私も技術者気質なので、彼らの言い分は分からないではありません。それに、こういう場を仕切る経験も少ないので、正直を言うと苦手です。
でも、普段から同僚たちから孤立しがちな仕事をしているので、飲食をともにする意味もなんとなくあるような気がするんです。会社の方針に沿って試しにやってみたいのですが、何かいいコツはないでしょうか――

私の経験に照らすと、若い時は、飲みながら上司や先輩と話す中で、貴重な体験談や仕事に役立つノウハウ、ヒントなどを得られて、かなり役立ったという印象が強いですね。アルコールが身体に合わない人は、最近はやりのノンアルコール飲料とかソフトドリンクを飲みながらでも十分コミュニケーションは取れると思います。特に、若い人には、そういう機会もうまく持って、年長者から話を聞き生かす、ということをやってほしいですね。
上司、先輩側が注意すべきは、一方的に自慢話を開陳するようなことは避ける、ということでしょう。無理に仕切ろうとせず、自然に、話の花が咲くようにして、むしろ聞き役に回り、若い人々が考えていることや疑問に思っていることについて、押しつけを避けつつ自分なりの感想や意見を述べる、というスタンスで臨むべきではないかと思います。
ネット上のコミュニケーションが多用されている状況にあるからこそ、リアルな場での、胸襟を開いた交流ということの意義、価値は高まっているのではないかと、私は考えています。そういう機会をうまく持ちネット上のコミュニケーションと併用することこそ王道、ということでしょう。