「iPad 2の値段でKindle製品が3台買える」――アマゾンが新広告を開始

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この広告は、「リゾートで、ある女性がある男性に対し、日光の下でも読みやすい彼女のKindleリーダと、ゲームや動画再生などができる彼女の子どもたちのKindle Fireタブレット2台の値段を合計しても、彼のiPadよりもまだ安いと自慢する」というものだ。
この広告に対し、Apple支持者はWebで反論している。「AmazonのデバイスiPadほど出来が良くない」、「この広告でわかるのは、基本的に、iPad 1台でできることをするのに、Amazonバイスが2台必要だということだ」、「Kindle Fireのストレージは8GB(Amazonコンテンツをクラウドに無料で保存することも可能)だが、500ドルのiPad 2は16GBだ」といった具合だ。

両者は、機能や目指すものが違いますから、単純に価格を比較しても仕方がないと思いますが、アマゾンの広告は、低価格を強調することで顧客の関心を引きつけようとするもので、アップル陣営としては心穏やかざるものがあるでしょうね。いくら高性能でも、買えなければ売れないし使えず、「安さ」というのは、常に大きな魅力です。
日本でも、近くKindle Fireが発売されるという報道が出ていますが、スマートフォンを持っているので高性能のタブレットまではいらない、でもアマゾンで電子書籍を買ったりしたいしタブレットもちょっと使ってみたい、あまりお金は出したくないという需要は、日本でもかなりあるのではないかと思います。タブレット入門機という位置付けも含め、Kindle Fireが発売されれば、日本でもかなり売上を伸ばす可能性は高いと見るべきで、そうなった場合、iPadKindle Fire、その他の有象無象(?)のタブレット、という構図になる可能性も高いのではないかと思います。