ごみ収集車事故で書類送検 女性巻き込み死なせた疑い

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111003/crm11100320020025-n1.htm

社長と統括部長の書類送検容疑は、事故の発生を防ぐ義務があるのにマニュアルの作成など具体的な対策をとらず、作業員は池田さんが巻き込まれるのを予測できたのにローラーを動かしたまま車を離れ、池田さんを死なせた疑い。
同課によると、池田さんは2月25日午前7時半ごろ、作業員の了解を得てごみを自ら収集車に投げ捨てたが、その後、作業員が車を離れた数十秒の間に何らかの原因で巻き込まれ、死亡した。

この事故が起きた際のニュースを読んだ際に、なぜ、こういった事故が起きたのかと思ったのですが、結局、「何らかの原因で巻き込まれ、死亡した。」という以上の事故態様は解明できなかったようですね。
ローラーには、巻き込みの危険があり、一般人が近づいた場合には危険防止のため監視する義務がある、ということは言えそうですが、記事で見る限り、被害者がごみを投げ捨てた後に作業員は車を離れたようであり、そのような場合、どこまで監視を継続する義務があるのか、微妙さを感じるものがあります。
事故の態様自体が確定できていない以上、監督責任を問題にするにしても、どういったマニュアルをどの程度定めておけば事故が防げたのか、なかなか確定しにくいものを感じます。
今後、検察庁が、刑事責任についてどのような判断を示すのか、興味を感じます。