早大医学部新設 茨城県が誘致

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110920-00000304-yomidr-soci

医師確保に向けて医学部誘致を目指している茨城県が、笠間市の県畜産試験場跡地(35ヘクタール)を立地候補地とし、早稲田大学(鎌田薫総長)に新設医学部の誘致を打診していることが16日、県関係者の話でわかった。
医学部設置を悲願とする両者の思惑は一致しているとみられ、早大関係者が既に現地を視察するなど本格的な協議が始まっている。しかし、国は1979年以降、大学に医学部新設を認めておらず、国の医師配置政策の転換が実現のカギとなる。

早稲田大学は、昔から医学部設置を目指してきたと言われていますが、この話には、かなりの具体性が感じられますね。野田首相早稲田大学の出身ですから、早稲田大学関係者としては、政治の力をうまく利用して、悲願?の医学部新設を、一気に実現したいと考えているのかもしれません。医学部を新設することで、系列校に、医学部を目指すような優秀な生徒を呼び込むという、「慶応化」の道も目指している可能性もあるでしょう。
田舎の高校を出て、早稲田大学に入学し、華やかさとは無縁のまま現在に至っている、しがない弁護士には夢のような世界、という気がしますが、そういう、素人の私が考えても、いくら「早稲田」の看板があるとはいえ、ちょっと1つ医学部を作ってみました、といった安易、簡単には作れないものと思われ、実現するとしても、幾多の困難は伴うのではないかと思います。結局、金がないから卒業生が寄付してくれ、ということになりそうな気もしますが、早稲田に医学部ができるからといって、張り切って寄付するような卒業生が多いとも思いにくく、そういう期待は大きくかけないほうがよいでしょう。