http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000006-jct-soci
今回の発表によれば、3月12日18時5分ごろに政府から海水注入の指示があり、19時4分に注入開始。約20分後、官邸に派遣した社員から「首相の了承が得られていない」と連絡があり、東電社内の協議の結果「注入停止」が決まった。しかし、吉田所長が「事故の進展を防止するためには、原子炉への注水の継続が何よりも重要」と独自に判断し、停止に至らなかったという。
東電の武藤栄副社長は会見で、「正しい判断をした」と吉田所長の行動を評価したうえで、「報告やその後の対処について、これで良かったか検討する必要がある」と、処分も含めて検討する考えを示している。
「独断専行」というものは、より大きな目的を達成するためには必要やむを得ない場合があるでしょう。単に言われたことだけ、はいはいと従っていれば良いということでは、この危機的状況の中、福島第一原子力発電所長として、その職責を十分に果たしているとは言えないと思います。迷走を重ね国民からも見放されていついなくなるかわからないような首相やそういった首相の下にある政府、欠陥だらけの法律よりも、危機的状況の中、国民の生命、身体を守るために行なった独断専行であれば、憲法13条で保障された国民の幸福追求権を擁護するものとして、違法性は否定され、正当化されるべきでしょう。
東電内にも、事態を好転させるため、身命を賭して必死に頑張っている人々がいるはずで、そういった人々に対しては、全国民で、最大限、応援するべきだと強く思います。