<首相発言>「こんな人たち」民心離れ 支持率低下の決定打

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170720-00000068-mai-soci

安倍晋三内閣の支持率低下が止まらない。首相が東京都議選のさなか、秋葉原の街頭で口にした「こんな人たちに負けるわけにはいかない」が今なおじわじわと響いているのではないか。

共同通信の今月中旬の世論調査安倍内閣の支持率は35.8%、不支持率は53.1%。ツイッター上で「こんな人たち」に引っかけ不支持を表明する人が今も続出する。

首相の頭の中では、おそらく、善悪二分論的な図式があって、

自分ー仲間ー国を思い国のために動く人々(善)

そういう自分たちのことが理解できない、群れ集まって印象操作を図り騒ぐ、どうしようもない人々(悪)

という捉え方をされているのではないかと思います。そういう思考なので、反対、反論されると、ムキになり感情的に反論する、野次って馬鹿にする、こんな人呼ばわりする、ということになっているのでしょう。
しかし、世の中は単純には捉えられませんし、大多数の一般国民の中にも、首相やそのお仲間に批判的な人は相当数いて、その人々も、ほとんどは真面目に働き納税し投票する「善良な」国民ですから、首相としても、思考パターンやそれに基づく発言にかなり注意しないと、このまま坂道を転げ落ちるように支持率が低下しかねないでしょう。
首相という存在の重み、賛成する人だけでなく反対する人も国民、国民あっての政権という、ごく当たり前のことを、謙虚に認識しつつ、今後の政権運営にあたってもらいたいものです。