焼き肉店食中毒死、4人目は4日死亡女性の家族

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110505-00000172-yom-soci

焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の富山、福井両県の店舗で食事をした3人が、腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染して死亡した集団食中毒で、富山県は5日、同県砺波市の同チェーン砺波店で、生肉のユッケを食べて重症になっていた70歳代女性が同日午前、入院先で死亡したと発表した。

事態がますます深刻化していますが、それとともに、次第に、このような事故が起きる背景も見えてきている、という気がします。我々は、こうした焼き肉専門のチェーン店であれば衛生管理はきちんと行われているだろうという信頼の下に利用していますが、生肉の管理、提供は、個々の業者の自主努力に委ねられていて、徹底して行っているところもあれば、そうではないところもあり、千差万別というのが実態のようです。
当面、衛生管理がきちんと行われていることが目に見えて分からない限り生肉は食べない、特に子供には食べさせない、という自衛策を講じ、早急に、業界団体なり、あるいは法令で、衛生管理が確立されなければ客に提供できない、という仕組みが作られる必要があるでしょう。我々の身近に潜む重大な危険、ということを、改めて痛感させられました。