ノキアとMSがスマートフォンで提携 出遅れ、反転攻勢

http://www.asahi.com/business/update/0212/TKY201102110315.html

ノキアは現在、独自の基本ソフト「シンビアン」を使っているが、段階的にMSの基本ソフトに移行する。提携に伴い、人員も削減する。昨年9月に就任したエロップ最高経営責任者(CEO)はマイクロソフトの出身で提携先を古巣に求めた。

ノキアの株価が、最大13%下落した、とのことですが、この提携に対する評価は、市場が的確に下しているような気がします。
WINDOWS phone7が、今後、どこまで伸びるか未知数ではありますが、これだけアンドロイドが伸び、販売数ではiPhoneを凌駕しつつあり、iPhoneも全力で反撃しつつある現状で、iPhoneでもアンドロイドでもなく、敢えてWINDOWS phone7を選択する物好きがどれだけいるかと言えば、たいした数になりそうにないことは容易に予想がつきます。
こういった世界では、「勝者がすべてを手にする」ということは、正にマイクロソフトが実証してきたことであり、1位でも2位でもなく3位、それも何周かの周回遅れの3位、という位置付けが持つ深刻な意味を、ノキアがどこまで理解しているのか、疑問を感じます。正しい選択とは思えないですね。