今日の午前中、お金を振り込む用事があり、東京地裁からの帰りに、内幸町にあるみずほ銀行本店に行ってきました。最近、ここの店内に入った記憶がなく(外にあるATMは最近まで何度か使っていますが)、みずほになってから初めて店内に入るかもしれない、と思いました。
振り返れば、ここに初めて来たのは、平成元年に、新任検事として東京地検で働いていた当時で、まだ第一勧銀の時代でしたが、口座を開設して、給与振込や公共料金引き落としなどをしようと思い、当時は、今以上に小心な感じのおどおどした態度の若者でしたから、慣れない感じで(多分)、窓口の行員(偉そうに構えた男性)に伝えたところ、「ふ」(ばーか)という感じで、鼻であしらわれる感じで対応され、嫌な思いをしたことが思い出されます。時はバブル期で、給与だの公共料金だのと言っているような客は、その辺に落ちている石ころかゴミくらいにしか見えなかったのでしょう。
今日、本店内に入ると、当時とは雰囲気ががらっと変わっていて、案内カウンターには客室乗務員風の女性係員がいて、「にっこり」という感じで用件を聞いてくれ(余談ですが、先日、元JALの客室乗務員が、いつでどこでも営業スマイルができる、と言って実演してくれて、これが営業スマイルなんだなと感心しました)、手続を行い、窓口前で、疲れもあって足を組みやや寝そべり気味に座って待っていたところ、うるさくて面倒な客に見えたのか、案内係員が近寄ってきて、再び営業スマイルを振りまきながら、お待たせして済みません、他にご用はありませんかなどと声をかけてくれて、20年たつと、私も変わったが銀行も変わったものだなと感じました。
みずほ銀行も、六本木支店などへ行くと、店舗が狭く、客で一杯ですが、本店は、店舗が大きく客もそれほどいなくて、案内係も行き届いていて、今後は本店をできるだけ利用しようかと思いました。