未解決事件のDNA鑑定を 国家公安委員長

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091210/crm0912102236036-n1.htm

要望に対し警察庁は、近年急速に鑑定技術が進歩しているとし、過去の事件の鑑定を急いでいると回答したという。

以前にも本ブログでコメントしましたが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090623#1245720706

過去の、「解決」されたと思われている事件(足利事件もそういった事件の1つであったわけですが)について、疑問が生じた場合の再鑑定を、制度として整備し適切に行うようにするということも必要でしょう。
制度が整備されていない中でも、少なくともそういった健全な、常識的な発想を宇都宮地裁が持っていれば、DNA再鑑定をしないまま5年もの間、事件を塩漬け状態にし、申立を棄却して時間を浪費するということもなかったはずです(菅谷さんはもっと早く釈放されていたはずです)。
過去の事件に解決、未解決を問わず、再び光をあてて行くために、DNA鑑定は活用されるべきです。