布川事件:再審日程決定 DNA鑑定、回避期待 裁判長慎重姿勢に弁護団 /茨城

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100612ddlk08040253000c.html

会見した弁護団によると、協議で神田裁判長は、取り調べなどで2人のDNAが誤って混入した可能性について問題視し「その点が一番怖い。結果が出ても意味がなければ、鑑定をやる意味がない」と発言したという。今後は、検察、弁護団の双方が再審初公判までに改めて書面を提出し、裁判所が鑑定の可否を判断する見通しだ。
一方、弁護団が証拠申請している目撃者の女性の供述調書については、再審公判で女性の証人尋問が開かれる見込みとなった。この女性が事件現場で2人とは異なる人物像を目撃したという供述調書が、第2次再審請求審で開示され、再審開始決定の決め手となっており、再審公判での証言が注目される。

問題となっているDNA鑑定実施の可否については、先日、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20100509#1273388300

とコメントしましたが、裁判所が上記のように危惧するのも当然であり、証拠品の保管過程がよほど厳密なものであったと立証されない限り(その可能性は極めて低いと思いますが)、行うべきではない、と思います。
再審請求審の段階で開示された証拠が再審開始の決め手となっている、というところに、再審における証拠開示の重要性、現在の再審制度について改善を加え公判前整理手続並みの証拠開示は少なくとも認められるようにする必要性、といったことを強く感じさせるものがあります。