「裁判官の仕事は,こんなに大変@雑誌JW5号17頁」

http://d.hatena.ne.jp/bo2neta/20090411#p12

「若手裁判官が夜の12時まで裁判所で仕事に追われるのはよくあること。土日の休みのどちらかは仕事でつぶれる裁判官が多い。記録を読み判決を書く。それをひたすら繰り返す毎日です。」(伊東武是判事)

法曹になれば、いつもではないにしても、土日の休みのうちどちらか、どころか、土日ともつぶれるということも珍しくはないでですね。
私は、現時点で、丸20年、この仕事をやってきましたが、暇だった時期、余裕があった時期、というのはほとんどなくて、常に何か抱えながら忙しく、慌ただしくしてきたという印象が非常に強くあります。そういった状態は、裁判官、検察官、弁護士の、どのコースを選択しても、仕事の内容は違うとはいえ、それほど変わらないのではないかと思います。
ただ、そういった忙しさの中でも、何とか時間をやりくりし、自分の時間を確保して研鑽を深めるということも、その気になればでき、そういった生活を地道に続ける中で、次第に力がつき見えなかった物事が見えてくる、という面もあるので、忙しさ、ハードさを苦にせず気力、体力で乗り切って行くということは、避けては通れないし必須のこと、という気はしています。
これからこの世界に入ろうとしている人は、そういう世界であるということは十分覚悟しておいたほうが良いでしょう。