潜水艦でなくクジラ? 高知沖 領海侵犯情報なし

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008092102000087.html

関係者によれば、具体的には、ブリッジの外にいた砲術長が約一キロ先に潜望鏡らしきものを目視で発見。約十秒間見た後、そばにいた艦長に伝え、艦長は水面下に消えかかった潜望鏡らしきものとその影響で波打つ水面を確認した。
「あたご」は「潜望鏡らしきもの」の方向へかじを切り、アクティブソナーから何度も音波を発信したが、何らかの動くものを探知したのは二回。いずれも領海外からの反響音で、特に最初は、潜水艦の速度では想定できないほど現場から遠い地点からの反応だったという。
防衛省は中国など近隣諸国の潜水艦の事前や事後の動きに関する情報を収集すると同時に、米軍にも協力を要請して調査した。その結果、この海域に「どこかの国の潜水艦がいた可能性はほとんどない」との結論に達した。

発見したというのが、例の「あたご」と聞いて、何となく悪い予感がしていたのですが、やっぱりな、という感じですね。接近する漁船も的確に捕捉できず衝突し、クジラと潜水艦の区別もつかず誤認して世間を騒がせる、という、何とも情けない話になってしまっています。最新鋭のイージス艦ですが、乗っている人々の「人間力」がかなり低く、艦の高性能を生かせていない、ということは言えそうです。