刑務所の職業訓練様変わり、人気職種の資格取得へバックアップ 法務省

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080914/trl0809142042006-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080914/trl0809142042006-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080914/trl0809142042006-n3.htm

従来は溶接など肉体労働が主流だったが、法務省が最新の雇用情勢を分析し、需要の高い「人気職種」の資格を取得させる方向にも力を入れ始めたからだ。

昔、検察庁にいた頃、受刑経験がある被疑者と話していて、受刑中にどのような作業をしていたのか聞くと、北海道の刑務所でニポポ人形(熊が鮭をくわえていたりする)を作っていたと言うので、身につけた技法を生かせなかったのかな?と問うたところ、「いやー、私らみたいな者は、楽して生活したいし、そういう仕事をこつこつやる根気が続かないんですよ。」と、しみじみと言っていたことを思い出しました。
出所後にすぐに役立つ資格を取得させるのは良いことですが、それだけでなく、そのような資格を生かせるように、出所後、資格取得者が在籍できる会社も作ってしまいそこで仕事を受けるとか、そこまで思い切ってやって行かないと、取得した資格を生かすことは難しいのではないかという気がします。その辺は、今後の課題ということかもしれません。