上野「聚楽台」が半世紀の歴史に幕、なじみ客が名残惜しむ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080421-OYT1T00650.htm

16歳の時に夜行列車で上京し、製本業者に就職した新潟出身の高橋好雄さん(60)(千葉県松戸市)は親せきが上京するたびに足を運んだといい、「昔から変わらない雰囲気が好きだった」と感慨深げだった。

テレビで、この話題が取り上げられていた際、集団就職で上京した人が、ここで引率の先生が皆に食事をご馳走し、励ましてくれて、その後、各自が就職先へ散って行った思い出を感慨深く語っているのが印象的でした。
地方出身者(私もそうですが)が、志(それが大きなものであっても小さなものであっても)を抱いて都会へ出てきた際の期待、不安等々がないまぜになった気持ちというものには、経験した者でなければわからないものがあるように思います。そういった人々のスタートラインであった場所が、新たな幕開けへ向け、静かにその幕を閉じたということでしょう。