横行する「ネットダフ屋」は「エージェント2.0」なのか?

http://www.j-cast.com/mono/2008/03/28018385.html

転売目的でのチケット購入と公共の場所での販売は地方条例で禁じられている、本当に必要な人にチケットが渡らない、転売でイージーマネーを得ているなどの批判がある一方、"悪者"視する必要はないという意見もある。
その理由のひとつとして、ネットのチケット売買では、売り手買い手がヤフオクに一同に介しているため、相場が明確で、売り手間の競争も生じるという点が挙げられる。むしろ、ネットダフ屋のおかげで需給がうまく調整される――と、その役割を積極的に評価する向きもある。

インターネットオークションにおけるチケット取引について、問題点を含め紹介されていて、参考になります。
確かに、この種行為が横行しすぎると、一般消費者がチケットを入手しにくくなり、弊害が生じますが、その一方で、この記事でも指摘されているように、物の値段、価格というものは需給関係の中で決まるものであり、そのような動きを人為的に管理、コントロールすることが果たして良いのか、という疑問もつきまといます。
迷惑防止条例における「公共の場所」は、あくまでリアルな場をと指し、インターネットオークションのようなバーチャルな場は含まない、ということを前提としつつ、例えば、携帯電話をチケット代わりに使うようなシステムを普及させ安易な転売を防止するなど、今後とも関係者の工夫や努力が必要ではないかと思います。