鹿島が6億円所得隠し 架空外注費で受注工作か

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007120901000179.html

大手精密機器メーカー「キヤノン」(東京)の大分市内の工場建設工事をめぐり、下請け契約を結んだ業者に架空の外注費を支払った形にして資金を捻出し、一部を受注工作に使っていたとみられる。

この種の「裏金」の作り方には、いくつかのパターンがありますが、その中の典型的な手法と言えるでしょう。受注工作だけでなく、表に出したくない、出せない金の使い方はいろいろありますから、裏金化した後、さらに、様々な形でプールしておいて、ということであったものと思われます。

http://www.kajima.co.jp/csr/index-j.html

鹿島グループは、社会から信頼される企業として発展するとともに、それを通じて社会の持続的な発展に貢献することを目指してCSRを推進していきます。

などと、白々しいことを抜け抜けと言っていますが、コンプライアンスだ、法令遵守だ、などと、騒いでいても、日本の企業のコンプライアンスは、所詮、この程度、ということがよくわかるニュースではないかと思います。