http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2288763/2180753
薬物注射による死刑執行では、鎮痛剤、麻酔薬、心停止剤の3種類の薬物が死刑囚に投与されるが、薬物投与に関する国家基準はなく、また常に医療専門家が投与するわけではない。死刑囚が落ち着いて見えても、研究や処刑の失敗例から、実際に死亡するまでには長時間を要し、ひどい苦痛を伴うことが知られている。
連邦最高裁は近年、薬物注射による死刑執行に関して提起された訴訟については訴えを棄却したが、2008年早々にも審理を開始するものとみられる。
この議論が、直ちに死刑廃止にはつながらないと思いますが、今後の死刑廃止の議論に影響を与える可能性はあり、米連邦最高裁の判断が注目されると思います。
人の生死に関わる問題は、かくもデリケートなものである、ということを、「自動」による死刑執行を提唱するようなどこかの国の法務大臣は覚えておいたほうが良いでしょう。