レストランのワインは高すぎる?

http://www.asahi.com/food/column/nommelier/TKY200707040310.html

ある酒関係の流通業者によれば「レストランのワイン価格は市価の3倍が目安」だという。これはフランスの高級レストランに習っての価格設定だそうだが、それをそのまま日本に並行輸入するのはいかがなものか。例えばフランスの星つきレストランではソムリエがワインの状態をチェックし、頼んだ料理との相性も考えて銘柄をサジェスト、ワインを注ぐタイミングもしっかり見ている。そこまでお任せできるならば3倍価格も許せるが、日本ではソムリエもおらず、ワインを知らないウエーターがただサーブするだけという店も多い。それなのに3倍どころか4倍、5倍近い額でワインを出す店もある。「ワインの銘柄を見ても元の値段はわからないだろう」と思われているような気がして、腹立たしい。それより何より、レストランで1万円近く出して飲んだワインがおいしくなかったら、ワインなんてもう飲むもんかと思うのが当然だ。より多くの人にワインの奥深さ、楽しさを知ってほしいと思う我々にとって、この状況は本当に悩ましい。

これは、私も以前から感じていますが、ワインが高い、料理もおいしくない、という店には、1度は行っても、おそらく2度と行かないでしょう。ワインが良心価格、料理もおいしい、という店には、繰り返し行きたいということになると思います。
問題は、ワインが高い、料理はおいしい、という店ですが、これは、利用した際の気分、目的とか、その時の懐具合で、飲むワインを決めるしかないでしょう。
私のように、ワインについての知識はあまりない者としては、上記の記事で指摘されているような、プロの立場からのアドバイス等を期待したいと思いますし、そういったサービスの対価としてであれば、一見、割高な価格も実は高くはない、ということになるのではないかと感じます。