「諜報員たちの戦後 陸軍中野学校の真実」

諜報員たちの戦後 陸軍中野学校の真実

諜報員たちの戦後 陸軍中野学校の真実

フィリピン・ルバング島に戦後約30年にわたり「残置謀者」として潜伏した小野田少尉を輩出したことで有名になった、陸軍中野学校に関するものです。日本刑法学会参加のための、名古屋への行き帰りの新幹線の中で読みました。
中野学校の人脈が、戦後も強固なものとして生き続け、そのようなネットワークが戦後の著名事件にも関わっている、また、知られざる部分で関わっていたのではないか、ということが描かれています。
やや憶測にわたっている部分も見受けられましたが、戦後の「闇」の部分に、中野学校出身者が関わっていたことは事実と思われ、参考になりました。