上祐派施設に松本死刑囚の写真、呪文の音声ファイルも

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070510i214.htm?from=main2

同庁によると、「ひかりの輪」の6か所の関連施設から、松本智津夫死刑囚(52)の写真や、松本死刑囚が唱えた呪文(じゅもん)の音声ファイルが入ったパソコンが見つかった。

「呪文」というのは、おそらく、「マントラ」でしょうね。平成7年から平成8年にかけて、相当数のオウム真理教の信者を取り調べましたが、黙秘や、黙秘に近い被疑者に対し、じわじわと追い込んで行くと、このままでは自白してしまうと思い苦しいのか、マントラを唱え出す被疑者がいたことが思い出されます。今では、世間の片隅で細々と棲息する、しがない弁護士になってしまっていますが、そういう、ぎりぎりの場面を繰り返し経験し、身も心も細る思いをしていた時期もありました。
最近、微妙な場面に置かれている、ある被疑者に接見するたびに、ほんのちょっとした出来事から私なりの推測を話し、大体あたっているので、驚かれているのですが、そういった経験の積み重ねが、勘の働きにつながっている、という面はあるでしょう。