ただいま読書中

少しずつ読書しているところです。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言いますが、歴史を深く学び、そこから洞察することの重要性を改めて感じさせる1冊です。現在の日本の状況が、破滅的な敗戦へと坂道を転がり落ちはじめた当時の日本と酷似しているのではないか、といったことも指摘されていて、考えさせられるものがありました。愛国心というものは、学校等で押しつけて植え付けるものではなく、歴史を深く学ぶ中で自然と涵養すべきである、ということを感じました。

検証「国策逮捕」   経済検察はなぜ、いかに堀江・村上を葬ったのか

検証「国策逮捕」 経済検察はなぜ、いかに堀江・村上を葬ったのか

事件の細かい事実関係が書き込まれていて意外と読むのに骨が折れ、途中で読むのが止まっていたので、年末に残りを一気に読みました。
刺激的な題名とは裏腹に、読んでみると、結局、取り上げている事件は国策捜査ではなく、国策逮捕でもなかったということに落ち着いているようですが、何年かたった後に、それらの事件の位置づけ、その後の捜査や経済活動に与えた影響等を、改めて検証して欲しい、という気がしました。