「「ビジネス弁護士」「渉外弁護士」の幻想」

http://blog.goo.ne.jp/9605-sak/e/c9b2a78103f67193ab316db53529478d

非常に参考になりますね。司法試験受験生、法科大学院生、司法試験に合格して地に足がついていない司法修習生、といった人々には、特に参考になると思います。
法曹界というところは、プライドの高い人が非常に多い世界なので、自慢話は、本当の話を思い切りふくらませてでもしがちですが、そうではない話は、口をつぐんでしまいがちで、表に出ている調子の良い話ばかり見たり聞いたりしていると、実態を大きく見誤ることになってしまいます。弁護士になったら、ビジネス弁護士や渉外弁護士になって、外車に乗って億ションに住んで、ホリエモンみたいにプライベート・ジェットを買うぞ、などと、何の疑いもなく無邪気に考えていると(上を狙うのは悪いことではありませんが)、厳しい現実に直面したときにリカバリ不能になったり、とんでもない悪の道に走ったりすることになりかねません。
とんでもない犯罪の共犯になって、あるいは、自らが主体的に犯罪に手を染めて、拘置所や刑務所の塀の向こう側に落ちて行った弁護士も、かなりの数にのぼります。
いたずらに悲観的になる必要もありませんが、「幻想」は禁物でしょう。
ちなみに、私はどういうジャンルの弁護士かな、と思いましたが、別にITに詳しいわけではないのでIT弁護士ではないし、刑事事件も仕事全体の中では一部なので刑事弁護士でもない、では何か、と言えば、やはり、「しがない弁護士」なのでしょう。