ネット有害情報選別、都がプロバイダーらに努力義務化

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050124i416.htm

こういった措置の実効性は疑問ですし、インターネットに無知な人々を除いて、気休めにすらならないでしょう。
誰が義務を負うかとか、そういった議論をいくら繰り返していても始まらないと思います。家庭、学校、その他の教育に関わる場において、青少年が、その発達程度に応じて、徐々に種々の情報に接するような環境作りを、実質的な意味で推進することが肝要で、フィルタリングソフトの導入などは、そのための一手段にしか過ぎません。
こういった問題について、プロバイダにこういった義務を課せば、事態が好転するかのような発想自体が陳腐です。自称「有識者」が集まって議論した結果がこれですから、日本が、失われた90年代を過ぎても、いつまでも足踏みしているのも無理はないでしょう。