不可解なニュース記事の内容変更

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http://d.hatena.ne.jp/OfficeLove/20041001

でも指摘されていましたが、

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0409/29/news073.html

の、以前、

続いて、ネット情報セキュリティ研究会(NIS)技術調査部長の萩原栄幸氏は、「国内のWebサイトは脆弱すぎる」と指摘する。「ある有名大学のWebサイトに、不正アクセス禁止法に抵触しない程度の簡単なバックドアを仕掛けたところ、大学の教職員名簿がまるごと見えてしまった」(萩原氏)。このような脆弱なサイトは国内では珍しくないという。

となっていた部分が、いつの間にか、

続いて、ネット情報セキュリティ研究会(NIS)技術調査部長の萩原栄幸氏は、「国内のWebサイトは脆弱すぎる」と指摘する。「検索エンジンを利用しただけで、ある有名大学のWebサイトから大学の教職員名簿がまるごと見えてしまった」(萩原氏)。このような脆弱なサイトは国内では珍しくないという。

という内容に変わっていました。
変更前と変更後が、全然違っているんですが、どういうことなんでしょう?言い間違い、聞き間違いにしては、変更の程度が大きすぎて、読者としては、とまどうばかりです。また、敢えて憶測は差し控えておきますが、こういう変更があると、いろいろな憶測を呼ぶことも避けがたいのではないかと思います。
そもそも、「検索エンジンを利用しただけで名簿が見えてしまう」サイトは、「脆弱」というより、単なる、全くの無防備、中身をさらけ出している、というだけのことで、変更後の内容では、脆弱云々という、この発言の文脈自体が失われてしまうんじゃないでしょうか。
当日のセミナー参加者の中に、「バックドア」という言葉を聞いた、という人もいるようですから、ITmediaとしても、当日の発言内容を録音しているのであれば、きちんと再現し正確な発言内容を読者に紹介すべきではないかと思います。そうしないと、メディアとしての信用性にもかかわるでしょう。