高速道路、下り右カーブ、追い越し車線停車の最悪状況 桜塚やっくん、どうすれば事故回避できたのか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000004-jct-soci&p=1
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000004-jct-soci&p=2

近年、やっくんのように、高速道路上でクルマにはねられる事故が増えている。警察庁によると、高速道路で2012年の1年間に発生した196件の死亡事故のうち、故障や事故のため高速道路上でクルマを降りた後に後続車にひかれて亡くなった人は41人にのぼる。

インターネット上では路肩に避難するのが危険な場合は、車内から出ずにクルマの後方に向けて窓から発炎筒を投げて車内で待機する。また後続車に知らせるため、クラクションを鳴らし続けるなどの対処方法があげられていたが、日本自動車連盟JAF)は「とにかく、車外の安全なところで待つようにすることが基本です」というが、対応の具体策となると超難問のようだ。

おそらく、後続車両に注意しながら速やかに車外に出て、道路脇(道路外)に退避する、というのが基本ではないかと思われますが、「注意しながら」というのがなかなか難しいでしょう。そこを誤ると、後続車両にはねられるという、桜塚やっくんの事故のような悲惨なことになってしまいます。
車を運転していると、VICS情報で前方に事故車両が停車中、と表示されることがありますが、そういった事故車両が出た場合には、その後方の一定距離にいる車両に対しては前方に事故車両が停車中なので徐行、と標識で表示されるようなシステムが構築できないか、と思います。
車両そのものについては、衝突回避システムが導入されるようになりつつありますが、道路自体についての安全対策の強化も、今後、早急に検討され対策が講じられなければならないでしょう。

2013年10月07日のツイート

元特捜部長ら、上告断念を表明 証拠改ざん事件が終結

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131008-00000039-asahi-soci

昨年3月の大阪地裁判決は、2人が2010年1月末〜2月初め、部下の主任検事(46)=証拠隠滅罪で有罪確定=が押収品のフロッピーディスクのデータを改ざんしたと知りながら、誤って書き換えた「過失」とすり替えて処理したと認定。二審・高裁判決もこれを支持していた。

この事件の総括的な感想は、

犯人隠避事件控訴審 新証拠なく25日判決
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20130922#1379854825

でコメントした通りですが、控訴棄却になれば被告人が上告はするだろうと私は見ていましたから、上告しないという選択は意外でしたね。無理な上告をしても覆る可能性は相当低い、という、冷静、現実的な判断に基づくものかもしれませんが、ここまで激しく争われた事件でしたから、最高裁での検討、判断を見てみたかった、という気はします。
特捜部長、副部長という要職にあった人々が、このような事件で有罪判決を受け確定したことは、日本の刑事司法の歴史上、長く残ることでしょう。後世において、この事件が、刑事司法や検察の改革へとつながったと評価されるように、今を生きる我々は、それぞれの立場で努力を重ねて行かなければならない、と感じます。
残念な、重いものを感じる結末でした。