弁護士の携帯で拘留中部下と通話 警部脅迫

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013072990131818.html

留置施設に接見に来た女性弁護士の携帯電話で、部下のグループ幹部と通話した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かった。証拠隠滅を防ぐため、接見室への携帯電話の持ち込みは禁止されていた。

私が検察庁にいた当時に、検察庁内で、弁護士による違法・不当な弁護活動の実例を収集、検討した資料が配布されたことがあり、様々なケースが掲載されていて参考になるものでしたが、その中にも、こうした、携帯電話による接見室からの外部との通話はあった記憶があります。勾留制度(特に接見禁止が付されている場合)の意味を没却する行為で、過去に発覚した事例では弁護士が懲戒処分にされたケースもあったはずです。依頼する側も、受けようとする弁護士も、双方、注意しなければならない点でしょう。
弁護士が接見した時間は警察側に記録が残りますし、通話状況も通信会社に照会すれば判明しますから、上記のような事実が「疑い」にとどまるのか、「事実そのもの」なのかは、捜査機関が既につかんでいるものと思われます。

2013年07月28日のツイート

【ソフトB】斉藤和巳 涙の復帰断念会見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130729-00000020-nksports-base

右肩を2度手術し、07年を最後に6シーズン登板機会がなく、リハビリを続けてきた。10年限りで支配下登録を外れ、11年からリハビリ担当コーチの肩書で、現役復帰を目指していた。
ヤフオクドームで会見した斉藤コーチは「手術を受けるにあたり、1軍で投げるだけじゃなく、1軍の戦力になるというのが、決断の大きな要因だった。今月に入って、そのイメージができなくなっていた。そのイメージを持てないなら、ここでけじめをつけるのが一番と決めた」と涙ぐみながら語った。

この記事を読んで、私自身が検察庁を辞めた時のことを、ちょっと思い出しました。誰にも見送られることなく、両手に私物を入れた紙袋を持って、千葉地検の建物を出て少し歩き、あー、終わったなと思いながら振り返った時の建物の様子が、今でも思い出されます。1つのことに、組織に全力を傾注してきたものが、そこから身を引くときの寂しさ、空しさといったことは、経験したものでないとわかりにくいでしょう。
ただ、1つのことが終わる時、それは新たな始まりになることもあります。私は、しがない弁護士として細々と生きる裏道、細道へ入ってしまいましたが、斉藤氏は、現役時代の実績、経験を生かして、指導者、評論家、解説者として大きく飛躍する、新たなスタートを是非切ってほしいと思います。