「任意性立証に効果」が9割超=取り調べの一部可視化を検証―警察庁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000034-jij-soci

警察庁は30日、試験的に実施した取り調べの一部録音・録画(可視化)の検証結果を発表した。取り調べをした捜査員613人の9割超は、自白の任意性立証に効果があると回答。真相解明に大きな影響はないとの意見も6割超に上った。
同庁は、一部可視化が自白の任意性立証に一定の効果があると分析。実施件数をさらに増やすとともに、録音・録画のやり方を変えるなどして試行を続ける。

一部可視化についての検証ですから、慎重に見る必要はありますが、肯定的に捉えている捜査官が多いことは、やはり注目すべきでしょうね。実際、日常行われている多くの取調べでは、任意性に問題があるような取調べはなく淡々と進む場合が多く、その過程をきちんと記録に残しておく(全過程を、ですが)ことは、取調べを行う側にとっても、大きなメリットがあるという視点も重要でしょう。諸外国、例えば米国での、全面可視化導入後の捜査官の感想でも、そういった点で評価する声が多数にのぼる傾向があります。
捜査上の利点、メリットということにも、もっと目が向けられる必要があるでしょう。

2011年06月29日のツイート

米最高裁が加州の暴力ゲーム規制に違憲判断、表現の自由侵害

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21914920110628

米連邦最高裁は27日、暴力的ゲームを子どもに販売・貸し出しすることを禁じたカリフォルニア州の販売規制法について、憲法で保障された表現の自由を侵害するとして違憲判断を下した。
最高裁は7対2で違憲と判断し、ビデオゲームも書籍や演劇、映画と同様に表現の自由に保護されるべきだとした。
違憲判断を出したスカリア判事は、暴力的ゲームは性描写のある商品と同様に規制されるべきだとする同州の主張を退け、攻撃的で反社会的行動につながるとする研究結果を引き合いに出した同州議員の主張も退けた。

日本では、この種の規制が、裁判所によっても簡単に肯定、支持されてしまう傾向がありますが、日本国憲法の「母法」である米国憲法における表現の自由について、米国最高裁がこのような判断を示していることは、注目する必要があるでしょう。
今後、上記の違憲判断について、日本でも詳しく紹介する論稿が出てくるものと思われますが、日本における現行のこの種の規制が、やむを得ないとしても過剰、広範囲に過ぎないか、という視点からの見直しは、表現の自由や営業の自由との関係の中で、きちんとチェックされなければならないのではないかと思います。

アップル、新型iPhoneは2機種同時発売か - ドイツ銀行アナリスト予想

http://wirelesswire.jp/Watching_World/201106281207.html

ドイツ銀行のクリス・ウィットモア(Chris Whitmore)氏というアナリストは米国時間27日付の顧客向けレポートのなかで、アップルが先進国市場向けのiPhone 5と、主に新興国市場のプリペイドユーザーに向けたiPhone 4Sの2つを同時に発表するとしている。
同氏によると、iPhone 4Sは現行機種のiPhone 4と機能面ではそれほど代わらないものの、SIMロックなしで販売され、価格は349ドル前後になるという。ただし、この情報に関して情報源や根拠は示されていない。

あくまで一つの観測ではありますが、複数のiPhoneが並行して販売される、という可能性はあるでしょう。日本ではハイエンドのモデルだけ販売される傾向がありますが、サムスン、HTC、ソニーエリクソンなどでは、ハイエンドのモデルだけでなく、機能を簡略化するなどした、入手しやすい価格のモデルを複数用意していて、様々な需要に応えられるようにしています。iPhoneの場合、いくつも用意するということは現実的ではないと思いますが、記事にあるように、ハイとローで2つ程度用意して、利用者が選択できるようにするという可能性はあるように思います。
ただ、これまでは、3G、3GS、4と、ほぼ1年間隔でチェンジしてきているので、昨年、発売された4からほぼ1年たった今年は、マイナーチェンジの4Sが出て(それとともに廉価版も並行して発売される可能性もあり)、フルチェンジの5は来年ではないか、と私は予想しているのですが、どうでしょうか。こういうことでのサプライズは、大いに期待したいところですから、秋を待ちましょう。