人類史上初の携帯電話は38年前に生まれた

http://gigazine.net/news/20110408_the_first_mobile_phone/

現在、82歳となったマーティン・クーパーは「私はその日、電話で会話をしながら街を歩きました。その光景を見ていたニューヨーカーたちは皆ぼうぜんとしていたのを覚えています。なにしろ1973年にはコードレスの電話機すらありませんでしたから。この時の実験で、ニューヨークのラジオパーソナリティと話をしながら道路を横断したことは、多分私が今までの人生で経験した最も危険なことの1つです」と語っています。
1973年の4月3日に行われた実験の様子。この時のクーパーは、モトローラの通信システム部門のゼネラルマネージャーでした。

私が司法修習を終え社会に出て働くようになったのは平成元年(1989年)ですが、その当時に、まだ、ごくわずかな人しか持っていなかった携帯電話は、細長い弁当箱のような、気軽に「携帯」できると言うのがはばかられるようなものでした。それでも、たまに持っている人がいると、つい羨望の目で見てしまったものでした。記憶では、その当時、毎月の基本料金が3万円、預託金が10万円ほどしたはずで、今の衛星携帯電話のような感じのものであったと思います。
今や、老人から子供まで、気軽に手軽に携帯電話を持つようになりましたが、技術の進歩が、いかに人間の生活を便利にするものであるかということを、しみじみと感じさせられます。

2011年04月09日のツイート

ネットが体の一部になる――「EVO WiMAX」で“ノマドワーク”を実践してみた

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1104/08/news015.html
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1104/08/news015_2.html

WiMAX機能をオンにしておけば、3GとWiMAXの切り替えは基本的に自動で行われる。WiMAXの電波が拾えなくなると3Gに切り替わり、再びWiMAXの電波を拾えば接続し直す。もちろんテザリング中も切り替えは自動で、ユーザーはネットワークの切り替えを意識することなく端末を利用できる。

クラウド型ワークスタイルの要としてEVO WiMAXの通信速度やテザリングの利便性を実感した一方、気になった点もある。それはバッテリー消費の速さだ。通勤中や移動中、カフェでの休憩時間といった具合に、合間合間でWi-Fiテザリングを利用していると、バッテリーを1日もたせるのは難しい。
端末のテザリング機能をフル活用するなら、PCと一緒に使う際にはUSB接続で充電しながら利用したり、会社にいる間に充電を心掛けたりといった工夫が必要になるだろう。あるいは、モバイルバッテリーを端末と一緒に持ち歩くのも手だ。

記事でも紹介されているように、WiMAXはかなり快適に使えるようであり、使えなければ3Gも使えるので、都会で(そうではない場所ではWiMAXがエリア外になる可能性があります)外に出て動くことが多く快適にブロードバンドを利用したいという人には魅力的でしょう。ただ、WiMAXは、その特性上、屋内では電波が弱くなるようで、屋内の奥まったところで利用することが多い人は、注意したほうが良いようです。テスト機を貸し出すといったサービスも行われているようですから、そういうサービスも、購入前に利用してみるべきでしょう。前にも本ブログでコメントしたようにテザリングはバッテリーを激しく消耗させますから、記事でも指摘されているようにバッテリー対策は不可欠です。
このHTC EVOを使うことにして、通話もスマートフォンもこれで1本化し、自宅でもテザリング機能を使ってPCをネット接続するようにすればADSL光ファイバーも不要で固定電話も解約できますから、通信費が節約でき効率も良くなるでしょう。お財布ケータイ機能などの、ガラケー特有の機能が使いたい場合は、基本料金や通話料を最小限にして2台持ちするという方法もあります(自宅の固定電話やADSL、光をやめれば大幅節約は動かないでしょう)。
いろいろな意味で、魅力があり、選択肢として検討するに値する1台、という印象を強く受けるものがあります。

本部や会議が乱立…指揮系統、官僚も「不明」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000366-yom-pol

ある経済官庁幹部は、「ナントカ会議が多すぎて政府全体の優先順位が見えない。自民党政権時代は、党の部会で政治家同士が議論し合い、その場で役人に指示があったので、政治家の問題意識が顕在化して動きやすかった」と話す。民主党は、内閣と党の「政策決定の一元化」を掲げ、震災対応も党より政府主導で進んでおり、意思決定プロセスがわかりにくい。

政府の責任の所在をさらに見えにくくしているのが、首相のブレーンとなる内閣官房参与の存在だ。震災後、首相は6人を任命。現在は総勢15人と過去最多だ。

参与側にも「個別の意見では採用されない」として、民間スタッフによる発言力を強めるための「参与会議」創設を模索する動きもあり、政府内の意思決定ラインは複雑を極めている。

私の経験上(特に検察庁)も、自信のない上司ほど会議を開きたがり、だらだらと議論を続け、結局、決断できずに終わるという傾向が強かったことが思い出されます。意思決定過程はシンプルにして、衆知は集めても決断は少数の人が迅速、果断に行う、ということで物事を進めないと、対応は遅れ、無用な苦しみを生み、死ななくてもよい人が死ぬ、といった、取り返しがつかないことが起きかねないでしょう。もう既に起きているかもしれません。今後が思いやられます。