露鵬の弁護士「尿採取の手続きに問題」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080907-OYT1T00440.htm?from=top

「(陽性反応が出た)尿検体は問題ある手続きで採取され、そもそも露鵬のものかもわからない」と述べ、検査機関が保管しているもう一つの尿検体による検査を認めない意向を表明した。

刑事の薬物事件の場合、採尿手続やその後の鑑定について、様々な争われ方をすることがあり、そこが問題となって無罪になる、ということも、多くはありませんが時々あります。それだけに、刑事事件では、採尿手続や鑑定について、慎重に行う手順が確立しています。
上記の力士の薬物問題で、どのような手続が踏まれたかはわかりませんが、争いたい人の争うポイントとしてはあり得るところでしょう。ただ、物事が物事だけに、慎重な手順は踏んでいるものと思われ、こういった争い方がどこまで通用するかはわかりませんし、失敗した場合、相撲協会内部で居場所がなくなってしまう(所属する部屋や親方も含め)という、危うい側面もある、ということは言えそうです。捨て身の戦法とも言えますが、自滅の可能性も十分ありそうで、今後の行方が注目されます。

成田―羽田、鉄道で1時間構想 国交省、都心に新線計画

http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200809060225.html

京成本線のバイパス機能を持つ成田新高速鉄道(運行は京成)が10年度に開業する予定で、成田(空港第2ビル)―東京都心(日暮里)の所要時間は今より15分短い36分になる。国交省は同線開業を受け、都心を南北に走る都営浅草線の押上―泉岳寺間にバイパス路線を造り、両空港を1時間以内で結びたい考え。東京駅付近への駅の設置も検討する。

町村教授のブログでも取り上げられていましたが

http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2008/09/news-b1e5.html

成田・羽田間が1時間で結ばれれば、利便性が相当向上することは間違いないでしょう。私の新事務所は泉岳寺の前にあって、既に羽田まではすぐに行けて便利ですが、上記の構想が実現すれば成田へ行くのも便利になり、世界的な事務所へと雄飛した場合、世界各国へ所属弁護士が出向くのが便利になるので、その意味でも楽しみです。
と言いつつ、実際は、私が、仕事の後で海外へ遊びに行ったり、海外で遊んで戻ってきてすぐに仕事ができたりして便利、という程度で終わりそうですが。

上智大生殺害:家族「10日前つけられる」帰宅時不審な男

http://mainichi.jp/select/today/news/20080908k0000m040088000c.html

家族の証言で、玄関にあるはずのスリッパが2階の焼け跡に2足並んでいたことが分かった。事件前に、顔見知りが上がり込んだ可能性も残されている。放火して証拠隠滅を図っていることからも、小林さんに何らかの関係があった男の疑いもある。
事件前にストーカー行為をしていた男が顔見知りだった可能性も捨てきれない。

被害者は、親しみやすい性格で交友関係も幅広かったようですから、そういった交友関係の中に、一方的な好意を抱くなどしていた者がいて、海外留学直前に犯行に及んだ、という可能性は、確かにあるでしょう。
女性の場合、男性以上に、日々の出来事を日記に書いたりしている場合があって、放火したのも、そういった中に犯人の手掛かりが残ることを消し去ろうとした可能性があるのではないと思います。可能性としては、やはり、まったくの見ず知らずの人間というよりも、何らかの顔見知り、という可能性のほうが高そうです。
事件発生後、12年が経過し、時効成立まであと3年というところまで来てしまいましたが、捜査線上に浮かんで、一旦は消してしまった人物を、改めて徹底的に洗い直してみると、その中に、意外にも犯人が存在する可能性もあります。