ライフル銃暴発、2歳の次男死亡 東京・目黒の医師宅

http://www.asahi.com/national/update/1209/TKY200712090087.html

テーブルの上に4丁を置いたまま、隣の部屋に手入れ用道具を取りに行き、数分後に戻ってドアを開けた時にドンと発射音がした。兄弟がテーブルを挟んで1〜2メートルで向かい合って位置し、直樹ちゃんが胸付近から血を流していたという。

痛ましく気の毒な事故、と言うしかありませんが、上記のように、幼児が容易に手にできる状態で実弾入りの銃を放置していたことが、重過失致死罪に問われる可能性はあるでしょう。
失われた生命は取り返しがつかず、また、銃を暴発させてしまった幼い兄の心に残る傷にも大きなものがあると思われ、重苦しい気分にならざるを得ないニュースです。

教会の6900万円着服 「悔い改めよ」と告訴せず

http://mainichi.jp/select/wadai/horidashi/news/20071209mog00m040014000c.html

宗教法人日本基督教団」東海教区(甲府市下石田2、北紀吉議長)の会計担当だった男性信徒が、信徒からの献金約6900万円を着服していたことが分かった。自分が経営する会社(既に倒産)の運営のためだったという。06年1月に発覚して解任されたが、同教区は「本人が悔い改めることこそが大切」として業務上横領容疑での刑事告訴を見送っている。

教区に弁済を約束して支払いを続けているが、着服額には満たないという。

キリスト教的な寛容の精神に基づくのかもしれませんし、「レ・ミゼラブル」で、銀の蜀台を盗んだジャン・バルジャンを許し蜀台を与えたミリエル神父が想起されますが、信徒の真心から出た献金を約6900万円も着服するという悪質な行為に対しては、毅然として刑事告訴も行いけじめをつけることも、犯人をして悔い改めさせ、神の御心に沿う措置なのではないか、という気がします。
先ほど、本ブログのデザインをクリスマスバージョンに変更しましたが、クリスマスを前に、神の御心とは何か、といったことを考えさせられるニュースです。

鹿島が6億円所得隠し 架空外注費で受注工作か

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007120901000179.html

大手精密機器メーカー「キヤノン」(東京)の大分市内の工場建設工事をめぐり、下請け契約を結んだ業者に架空の外注費を支払った形にして資金を捻出し、一部を受注工作に使っていたとみられる。

この種の「裏金」の作り方には、いくつかのパターンがありますが、その中の典型的な手法と言えるでしょう。受注工作だけでなく、表に出したくない、出せない金の使い方はいろいろありますから、裏金化した後、さらに、様々な形でプールしておいて、ということであったものと思われます。

http://www.kajima.co.jp/csr/index-j.html

鹿島グループは、社会から信頼される企業として発展するとともに、それを通じて社会の持続的な発展に貢献することを目指してCSRを推進していきます。

などと、白々しいことを抜け抜けと言っていますが、コンプライアンスだ、法令遵守だ、などと、騒いでいても、日本の企業のコンプライアンスは、所詮、この程度、ということがよくわかるニュースではないかと思います。

映画「ユゴ 大統領有故」

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329087

12月15日公開、とのことです。
以前、読んで、本ブログでもコメントした

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061225#1167019104

朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

は、かなり興味深く印象に残っていて、映画のほうも、かなり期待できるのではないかと思います。是非観たい映画です。