日航の国内線ファーストクラス、「最上級」をアピール

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070117-00000514-yom-bus_all

全日本空輸が導入し、ビジネス客に人気がある広い座席の「スーパーシートプレミアム」より座席の幅や前後の間隔を広げたのが特徴だ。機内食やアルコール類の提供などで「最上級のサービス」をアピールし、富裕層の顧客獲得を図る。年間40億円の増収効果を見込んでいる。

40億円程度の増収では、焼け石に水、というところでしょうね。ファーストクラスと言っても、所詮、機内食で、「富裕層」なら、飛行機に乗る前か乗った後に、もっとマシなものが食べられると思います。そもそも、食事をするような時間に飛行機に乗っているとは限らないでしょう。
座席が広いと言っても、国内線ですから、所詮、1時間か2時間程度のことで、どれほど魅力的なのか、疑問です。
墜落必至の状態になった時に使えるパラシュートでも貸してくれて、墜落前にパラシュート付きで機外に放出してくれるなら、プラス1万円くらい支払っても利用してよいと思いますけどね、何と言ってもJALですから。

司法修習生「卒業不合格」が急増、初の2ケタに

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070118i101.htm?from=main1

今年度の卒業試験は1493人が受験。昨秋の本試験で10人が不合格となり、97人の合格が留保されて追試を受けたが、その追試でも6人が不合格となった。
最高裁によると、1997年度以降、修習生が700人台だった2000年度までの不合格者はゼロで、修習生が約1200人に増えた04年度は5人、05年度は2人だった。不合格者が二けたに上ったのは今年度が初めてという。

イメージとしては、ピラミッドの頂点から、下に下がれば下がるほどレベルは落ちて行きますから、人数が増えて下の部分で取り込まれた(取り込んでもらった)部分の質の低下が、必然的に、上記のような結果を生んでいる、ということになるでしょう。
自由競争至上主義(?)の観点からは、こうるさいことは言わず、とりあえず世に出し、競争の中で淘汰されれば良い、ということになるのかもしれませんが、淘汰の過程では、

判決文偽造の弁護士、今度は工事代金着服で再逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070116i305.htm

といった問題が激増、続出する可能性が高く、最低限、関係者に迷惑はかけない程度の能力があるかどうか、というチェック機能としての合否判定は放棄できないように思います。
今後、さらに司法試験合格者が激増すれば、上記のような不合格者も激増することは不可避でしょう。

追記:

>留保者を犯罪者扱いする

どこをどう読めば、そういう理解が出てくるのか、それ自体理解できませんが、留保者が合格すれば、法曹として最低限の資質はあると認定されたということになり、そういった人が、その後、どのような法曹になるかは、このエントリーとは無関係でしょう。最終的に不合格になれば、法曹にはなれないわけですから、他の、より適性のある道を選ぶことになり、その道でどうなるかも、このエントリーとは無関係です。
2回試験が、法曹としての最低限の資質の有無を確認し不適格者を排除する、という選別機能を持たざるを得ない、という、このエントリーの文字通りの趣旨を、きちんと読み取っていただくことを強く希望します(大多数の、ごく普通の読解力を持つ方々は、そのように読み取っていると思いますが)。

文科省、「LEC東京」に特区大学初の改善勧告発動へ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070118i501.htm

文科省の複数の調査で、〈1〉予備校のテキストを使い、大学生と予備校生が同じ教室で授業を受けている〈2〉約170人の専任教員の多くが別の仕事と掛け持ちで、担当の授業を持っていない上、大学での研究活動もしていない〈3〉ビデオを利用した授業で教員がおらず、学生との質疑応答などができないケースがある――などの実態が次々に明らかになった。

私自身、司法試験受験中にLECを利用していましたが、元々、予備校ですから、目的のために合理的に事を進める、という予備校としての手法が、教育のためには徹底的に手間暇をかける、という「大学」の基準にはなかなか合わないだろうな、という印象は受けますね。
数十年も同じ講義ノートを使い続け漫然とそれを読んで済ませている、研究活動らしい研究活動もしない、学生は質問もしないし質問があっても意味不明な答しかしない、という状態でも(そういう例は皆無ではないでしょう)、従来の「大学」の枠内であれば、文部科学省から上記のような勧告は受けないと思います。
「大学」というものに、あまりこだわらず、自らの持ち味を生かす、という方向で進むのが良いと思います。>LEC

風見しんごの長女えみるちゃん、トラックにはねられ事故死

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200701/gt2007011800.html

痛ましい事故としか言いようがありません。風見しんごさんのブログを読みましたが、昨年末にもお身内に不幸があったようで、お気の毒です。
交差点での右折、左折時の事故というのは、かなり多く、それだけに危険ですが、自動車運転者としては、他人事ではなく、肝に銘じて十分注意すべきだと思います。もちろん、私も運転時には今後とも注意します。
私の場合、人生、先も見えているし、いろいろな経験もそれなりにして、もう、死ぬならいつ死んでも良い、と思っていますが、せっかく生まれてきて、10歳でこの世を去ってしまっては、やりたいこともできず、お気の毒としか言いようがないですね。
亡くなったえみるさんのご冥福をお祈りします。