04年の福島知事選、前知事陣営が複数県議に現金

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000301-yom-soci

特捜部は、私設秘書や県議らを公職選挙法違反の疑いで捜査するとともに、前知事がどこまで認識していたかについても調べている。

特捜部の狙いは贈収賄と推測されますが、もし、そこまで解明できない場合は、公選法違反で前知事の首を取って「出口」にしようと考えている可能性があるでしょう。
公選法違反容疑で、多数の関係者を揺さぶり、音を上げさせて、本命の贈収賄をあぶり出そうとしている可能性もあるかもしれません。
こうなると、捜査も、一種の凄惨な地上戦の様相を呈してくるものです。

「女王」にフラれ“クラス”替え…天海祐希さん難色

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061007-00000004-ykf-ent&kz=ent

安倍政権の目玉である「教育再生会議」の有識者委員として、テレビドラマ「女王の教室」で鬼教師役を演じた女優の天海祐希さんに打診していたことが分かった。

天海さんが委員になれば話題を呼ぶのは確実だったが、事務所側は「打診があったが、スケジュール面から本人が難色を示したため先方に伝えた」とつれない返事。役を演じただけの天海さんが、人気取りに利用されるのを敬遠したとの見方もある。

私は全然興味がありませんが、学者とか、弁護士とか、評論家などやっていると、「有識者」として、この種の会議等のメンバーになることに、何かとメリットがあると考える人も多いようで、喜々として依頼を受けメンバーに加わる人が多いですね。
現実は、役所側が周到にシナリオを準備し、予め敷かれたレールを、決められた結論へ向けて走るだけのことで、役所側は「有識者」のお墨付きを得たという実を取り、「有識者」側は、「役所から意見を求められるような立派な先生」という名を取る、という、その限りではウィンウィンの関係になる場合が多いでしょう。ただ、そこで出た結論に従って、しろいろな物事が進んで行きますから、迷惑するのは国民、ということになりかねません。
天海祐希が、こういったくだらない場に関わる意味も必要もないと思いますから、断るのが正解でしょう。

特定失踪者 北朝鮮、職種絞り拉致?

http://www.sankei.co.jp/news/061008/sha009.htm

印刷工、医療従事者、通信技術者…。北朝鮮に拉致された可能性を排除できない行方不明者を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)が、失踪者の職業や経歴などを分野ごとに整理した「マッピングリスト」を作成した結果、特定の職業に就いていた失踪者が多いことが浮き彫りになった。彼らが北朝鮮に拉致されたとすれば、北朝鮮は狙いをつけて対象を絞り込んでいたという仮説も成り立つ。

明確な目的を持った上での国家的犯罪行為ですから、例外はあるとしても、予め狙いをつけたターゲットを、計画に従って拉致していた、と考えるのが自然でしょう。
捜査をやっていると、「なぜ、この時に、ここで、このようなことをしたのだろう?」と、よくわからない部分がいろいろと出てきますが、そういった点について、被疑者が自白し、聞いてみると、なるほど、そうだったのか、と納得が行く説明が得られる場合があります(そういった自白が信用できる自白でもあるわけですが)。
現時点では、拉致被害者の救出が最優先ですが、今後、拉致の全容が解明される日が来れば、標的選定の経緯も明らかになるかもしれません。

「臨時国会で共謀罪法案が可決されて良いか?」

http://beatniks.cocolog-nifty.com/cruising/2006/10/post_5200.html

共謀罪に関する現状、問題点が、的確にまとめられていて、参考になります。
結局、各国が、各国の既存の国内刑事法制も検討しつつ、できる範囲内で受け入れている、というのが実態で、日本政府や法務省のように、「条約で決まったことだから、それに無理矢理でも合わせるのが当たり前だ」などと言っている国は見当たらない、ということではないかという印象がますます強くなりました。
イカサマ賭博で大金を巻き上げられるようなことがないように、今後とも注意が必要でしょう。

ブログの統合

本ブログ以外に、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi_reserch/

も開設していますが、両方維持するのが困難であるため、本ブログへ統合することにしました。上記の別ブログの記事は、徐々に本ブログへ再掲載し、その後、閉鎖する予定です。本ブログでも、時々、裁判例等についてコメントしてきましたが、今後は、上記の別ブログではなく、本ブログで、そういったことを行う予定です。
しがない弁護士なりに勉強して、本ブログをさらに充実させたいと思っていますので、よろしくお願いします。

小中高生の体力低下続く、朝食抜きの影響明らか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000012-yom-soci

朝食を食べなかったり、テレビを見る時間が長かったりする子供の体力は相対的に低いことが8日、文部科学省から公表された2005年度「体力・運動能力調査」結果で明らかになった。
また、小中高生の体力は1985年をピークに低下傾向が続いていたが、今回の調査でもこの傾向に歯止めはかからなかった。

朝食を抜く、というのは、私の経験上も、良くないですね。栄養云々というだけでなく、朝食を抜いたまま外に出て動く、という精神的な余裕のなさも良くないと思います。
良い成績を残す、世間的に評価の高い学校へ行く、ということも、大切ではないとは言いませんが、長く仕事をして行くにあたって不可欠なのは、健康、体力、精神力と言えると思います。その意味で、上記のような現状には、強く憂慮されるものがあります。