薬物注射による死刑は憲法違反か カリフォルニアで審理

http://www.sankei.co.jp/news/060927/kok008.htm

モラレス死刑囚は、カリフォルニア州で採用されている薬物注射による死刑執行が、「残虐で異常な刑罰は科されてはならない」とする合衆国憲法修正第8条に違反すると申し立てた。

日本国憲法でも同様の規定があり、

第36条
公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。

と定められています。残虐な刑罰は絶対的に禁止されますから、何が「残虐な刑罰」かが問題になりますが、死刑そのものについては、残虐な刑罰にはあたらないというのが、我が国における確立した判例です。死刑の執行方法について、教科書等で残虐な刑罰として例にあげられているのは、火あぶり、八つ裂き、といったものでしょう。
何をもって「残虐」と考えるか、というのは、非常に難しい問題ではないかと思います。

公務中の証人日当は違法 元被告、警官らに返還提訴

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006092701000977.html

東京簡裁で開かれた公判では、警視庁の警察官3人と千葉県警の警察官2人を証人尋問し、うち3人はそれぞれ日当3950円を受け取り、残る2人は拒否した。また5人は勤務先から同簡裁に出頭したが、自宅からの交通費をもらった。

私は、過去に1度、刑事裁判で証人として証言したことがあります。取り調べた被疑者の、供述調書の任意性に関する証人でした。平成8年のことです。
その当時、私の記憶では、勤務中の証人出廷の際は、日当や交通費は受け取らないように、と検察庁では言われていて、私も、証人としての日当等はもらわない取り扱いにしてもらいました。当時は東京地検で勤務していて、証言したのも東京地裁であり、日当等をもらうまでもありませんでしたが。
公務員が、勤務時間中に証人として出廷し、日当等を受領することが、直ちに許されない行為と言えるかどうかは微妙な面もあると思いますが、警察官が勤務時間中に証人出廷することは、職務との関連性が高く、日当等の受領が何の問題もないとは言いにくいような気がします。

死刑執行の立会

私自身は、死刑執行に立ち会ったことはありません。執行には検察官が立ち会いますが、高検検事が立ち会う場合が多い、と聞いています。
このような仕事が、うれしいはずもなく、職務上、命じられるまま、やむをえず立ち会っているというのが実状でしょう。人伝に聞いた話ですが、私も知っているある検事が、死刑執行に立ち会った後、かなり憔悴している様子だった、ということでした。
法務大臣が死刑執行の指揮書に署名しなかったと報道されていましたが、法務大臣ではなくても、死刑に関わるということは心重いものであり、関わった者は、皆、一生、重い荷を背負って生きて行くようなものだと思います。死刑だけではありませんが、刑罰というものはそれだけ重い、峻厳なもの、ということでしょう。

東京地検、談合容疑で福島県庁捜索へ

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060928AT1G2703727092006.html

福島県知事の辞職表明には、唐突な印象を受けましたが、それだけ、東京地検特捜部の捜査が、身に迫ってきているということかもしれません。
昔、ある地方自治体の首長が、知人(今回の福島の事件では「弟」がその役回りのようですが)を通じて金を受け取っている、という事件の公判に立ち会ったことがありますが、知人の供述調書で、首長との共謀を認めた部分が、非常に具体性に乏しくて、立証に苦労した記憶があります(私が取り調べて作成した供述調書ではありませんでした)。そういった共謀を認めるか認めないかで、刑事責任を問われる人の範囲が大きく変わってきますから、調べる側と調べられる側の攻防には、かなり熾烈なものがあるはずです。

「談合事件 福島知事を任意聴取へ」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060928/mng_____sya_____005.shtml

民主党のイケメン代議士、TBSキャスターと熱烈不倫

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092822.html

本ブログでは、この種の話題は基本的に取り上げないのですが、私というものがありながら(笑)、と、やや失望(?)を感じたので、敢えて取り上げておきます。
ニュース23を観るのは、当分、差し控えようかな、と思っていますが(笑)、視聴率への影響はどうなんでしょうか?(興味本位で観られて、かえって上昇?)
私は、脇が甘い人間に対する評価が非常に辛いので、この2人に対する評価は、当然、非常に辛くなります。