羽田事故背景に「過密ダイヤ」指摘も　世界３位の発着１分に１・５機 - 弁護士落合洋司（東京弁護士会）の日々是好日

政府は訪日客の誘致拡大を進めているが、羽田は既に「深夜・早朝の時間帯を除いてフル稼働の状況」（同省）。５本目の滑走路の追加構想もあるが、羽田路線は人気が高く「航空各社が少しでも自社の発着枠を欲しい路線」（航空業界関係者）で、混雑の改善につながらない見込みだ。

過密かどうかを問題にするよりも、きちんと管理ができる適正な範囲内の便数かどうかが常にチェックしつつ、ヒューマンエラーが生じても事故は防止できる、機械的なチェックシステムを万全なものとして整備することが重要だと思います。

人はどうしても、必ずどこかでミスをするもので、そういうことが起きてもバックアップするシステムこそが重要です。そういう目で羽田空港を全面的に見直して、不十分な点は早急に整備する、それをする切っ掛けに今回の事故がなれば、教訓を生かすことになり再発防止につながるでしょう。