羽田新ルートの試験飛行開始　都心の低空、騒音に懸念も - 弁護士落合洋司（東京弁護士会）の日々是好日

大井町駅周辺では、掃除機に相当する最大７６～８０デシベルの騒音がすることになり、ルート周辺の住民には騒音への懸念が根強くある。

騒音への懸念もさることながら、より懸念されるのは、航空機からの部品等の落下事故でしょう。実際に、飛行中に落下事故が起き市街地へ部品等が落下という事故が起きていますから、多数回、こうして都心上空を飛行することで、そのような事故が起きる可能性は無視できない程度にあると思われます。

別の記事では、落下しやすい部品の改修・点検といった防止策の航空会社への義務づけが行われ対策が講じられたとするものもありますが、だから安心とは到底言えないでしょう。落下事故は、本来、あってはならないはずなのに繰り返し起きています。

離発着回数を拡大するために、一般市民の安全性がないがしろにされ見切り発車される現状に、強い危惧を感じるものがあります。