「高学歴難民」

 

興味を感じて通読してみました。高学歴を得ながらも、目的を果たせず、思うように生きられない人々の様々な姿が紹介されていて、人生の難しさを感じるものがありました。

私自身、早稲田大学法学部卒業で、世間的には高学歴の部類に入るとは思いますが、今まで、いろいろと厳しい局面に立つ中で、そういった学歴があるから役立ったということもなく、司法試験には合格していますが、法曹の世界では皆が合格者で、そういった学歴は、一定の能力を有することの裏付けにはなっても、それ以上のものではないと感じています。

どこで学んだかではなく、何を学びそれをどのように生かせるかが、人生では問われるのだろうと、本書を読んで改めて感じました。