出身大学は人生にどれほど影響するか

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140120-00011716-president-bus_all

出身大学が私生活における満足度や幸せ度に影響すると回答した人が、43.0%にとどまる一方で、仕事生活では影響するという声が大きくなった。結果的に、人生全体の満足度、幸せ度においても、出身大学が影響するという答えが半数を占める。

就職時と今で、評価に大きな違いがある大学があることは興味深い。教育熱心な大学の卒業生のほうが、社会的に見て幸福そうであるという、驚くべき結果も出た。将来の子女の進学先を考えるときには、こうした大学の最新の動向にも気を配りたい。

さて、自分(早稲田大学法学部卒)はどうだったのか、と振り返って考えてみましたが、司法試験合格に学歴は関係なく、その後、検事になり、辞めてヤフー株式会社に入り、弁護士に転じ、さらに法科大学院の教員になったりと、いろいろな場面で、学歴が作用した、役立ったと感じることはなかったというのが実感です。ただ、司法試験合格にあたっては、早稲田大学に特に何かしてもらったということはなかったですが、司法試験を目指す優秀な人々が多く集まり切磋琢磨している場に入ることができたことは、早期に司法試験に合格する上で大いに役立ったと思っています。
とは言え、役所や会社などによっては特定の大学出身者が日の当たる道を歩んでいるとか、学歴が大きくものを言う場面は、いろいろあるようですから、たかが学歴、されど学歴、というところでしょうか。
親の世代には高評価を受けていなかった大学が、その後、徐々に評価を上げてきている、しかし親の世代は古いイメージでしか見られない、ということもありますから、そこは、親の世代が注意しなければならないところだろうと思います。社会も、人も、大学も、同じ状態で固定しているのではなく変わり行くものである、そういう見極めも大切、ということでしょう。