課題多い「異次元の少子化対策」 首相は「政府の本気度示す」

課題多い「異次元の少子化対策」 首相は「政府の本気度示す」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

先月20日に発表された人口動態統計速報で、昨年1~10月の出生数は66万9871人(前年同期比4・8%減)にとどまった。この傾向が続けば、昨年1年間の出生数は過去最少だった令和3年の81万人1622人(確定数)どころか、77万人にまで急減するとの見方もある。

これだけ出生数が減ってくると、今後の社会を支える人が絶対的に減るわけですから、由々しき深刻な問題であり、まずは、その深刻さに対する認識を社会全体で共有する必要があります。

少子化の背景には、賃金が安く生活苦でなかなか子供を作れない、働く際に子供を安心して安価に預けられるところが見出しにくい、子育てへの社会からの支援が乏しい、といった問題が存在していると思われますから、そういった諸問題を抜本的に改めていってこそ、異次元の少子化対策というものでしょう。ちまちまとケチくさい対策を小出しにしていては、この傾向をV字回復させられません。

社会を守り維持していく上で、防衛問題と同等の重要さを持っている、そういう問題として真剣に取り組まないと、日本という国家社会自体が自滅していきます。