デジタル遺品はクラウドで残すべし アップル・グーグルの秘技:日経クロストレンド
故人のスマホやパソコンにまつわるデジタル遺品でやっかいなのが、クラウド上にあるデータだ。実は多くのクラウドサービスは、契約者本人のみに利用権を認める(法律用語で一身専属性と呼ばれる)ことを利用規約で定めている。つまり、相続人であろうと継承できないのが一般的だからだ。サーバーにアップしてある書類や写真はもちろん、ブラウザータイプのメールや日記サービスを利用していて、その内容を家族に残したい場合は注意が必要になる。
私自身、インターネット業界に関わるようになって20年以上になるので、こういったジャンルの問題を取り扱ったり相談を受けたりすることが時々ありますが、そもそも、インターネット上のサービスでは、厳密な本人確認を経ないで利用していることが多いので、その人が亡くなりました、相続人ですという人が出現しても、相続人に承継してもらうという認定がそもそもできないことが多い、そこが大きな問題だと思います。
そういうことも含め、死後にデジタル遺産がどうなるかは、現状では法的な整備、切り分けもされておらず、個々が自衛的に死後へ向けて準備しておくことがまずは必要でしょう。
ヘビーユーザーほど、様々に利用していますから、一遍に準備するのは無理で、徐々に整理していくしかないでしょう。