勉強と頭の体操のため、不動産投資関係の本はちょこちょこと読んでいるのですが、読んでいて感じるのは、中古の戸建投資というのは、ごく普通の人が手掛けるには有望な分野で、実際、その分野で成功している人は少なくないようです。
数千万円単位の投資となると、よほどお金がある人でない限り、融資を受ける必要もありますし、スルガ銀行とかカボチャの馬車のような魑魅魍魎も介在してきかねず、多大なリスクがあります。しかし、中古の戸建で、あまり高くないレンジを狙えば、１戸当たり数百万円規模で投資できますし、低いほうの数百万円で狙い自己資金のみでやる手もありますから、低リスク、中リターン辺りも狙えるでしょう。他人任せにして数千万円のお金を動かすよりも、自分の目で見て足で動いて、数百万円のお金を有効に使っていくほうが確実、堅実でもあります。
今後、日本では、相続絡みで多くの中古戸建物件が空き家化してきますから、そういったものを狙い、うまくリフォームを入れて貸して収益するのは、１つの行き方だろうと思います。
そういう印象を持っている私にとっても、この本は、著者が実際に行っていることから導かれたノウハウを紹介していて、なるほど、こういうところがポイントなんだなと感じる点が多々ありました。サラッっと読めますし、この分野に興味を持っている人にはお勧めできます。
