先日、同じ著者らによる対談
を読んでおもしろかったので、「菅政権と米中危機」も読んでみました。こちらもなかなかおもしろく、興味深く読みました。
日米同盟ということが繰り返し、いろいろな場面で強調される昨今ですが、日本としては、距離も近く経済的に様々に依存し合っている中国と、単に対立、対決モードで臨むわけにもいかないでしょう。とはいえ、猫も杓子も米国へなびいている現状で、その不興をかうような政策も難しいものがあります。極めて狭い道を、それも薄氷の上を歩くようにして進んでいかざるを得ない日本の厳しさを、読みながら改めて強く感じるものがありました。
私自身は、今後、政治に関わることはないので、携わる人々には是非頑張ってほしいものです。期待はせずに今後も注視していきたいと考えています。