東日本高速判断ミス 後手に回った通行止め、標示も出さず 関越道立ち往生

東日本高速判断ミス 後手に回った通行止め、標示も出さず 関越道立ち往生(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

同社によると、上り線で立ち往生が始まったのは16日午後6時ごろだ。塩沢石打サービスエリア(SA)付近で大型車両が雪で動けなくなり、後続の車も雪に埋まった。しかし同社が上り線を通行止めにしたのは午前10時20分と、半日以上後だった。塩沢石打IC付近を先頭にすでに約15キロの立ち往生が起きていた。  

同社は「雪を排除して車を流す作業ができていたので、通行止めにする必要はないと考えたが、作業が追いつかなくなった。結果的に誤った判断となってしまった」と話す。  

国土交通省長岡国道事務所によると、並行する国道17号も、雪の影響で上り線が約5キロ渋滞していた。これを避けるため、東京方面に向かう車が関越道に流入し、大規模な立ち往生を招いたとみられる。

こういった緊急時、非常時に、高速道路は東日本高速、国道は国土交通省国道事務所と、バラバラに対処するのではなく、交通を円滑に流すという観点に立って、道路全般を統一的に管理する司令塔を設ける仕組みが必要でしょう。国土交通省の中に、危機管理交通センターのような仕組みを作って、緊急時、非常時は、交通をそこで一元的に管理して、後手後手に回って大規模渋滞を招かないようにしておくべきです。

日本では、官民問わず、とかく縦割りになりがちで、アジア・太平洋戦争時は、陸軍、海軍がバラバラに戦争して敗戦に至ってしまいました。そうならないように、意識して縦割りの弊害を打破することが、緊急時、非常時の交通についても強く求められていると思います。