私は、大学入学前、駿台予備学校京都校で浪人生活を送っていて、著者の講義を1年間聴いたことがあります。手元にある本はかなり前に買ったものでしたが、整理していたら出てきて、まだきっちりと読んでいなかったので、浪人当時のことを思い出しながら通読しました。書き振りに、当時のエネルギッシュな語り口が重なり、懐かしいものがありました。
著者は、一種の「知の巨人」ではないかと思いますが、本の買い方、読書の仕方、人生における目標の持ち方など、縦横無尽に語られる内容はなかなか刺激的で、駿台以来、既に40年近くが経っていますが、若き日の前向きな気持ちが多少は蘇ってきたような気もして、自分自身への良い刺激になりました。
まだまだ現役で頑張るべく、この本から得た刺激をさらに前向きな方向へと繋げて行きたいと感じています。